ベリリウム銅は身近な物にも使われている利便性の高い金属材料

身近な物にも使われる金属材料ベリリウム銅とは

金属の線材

金属材料は、身の回りで使用されている材料の中でも大きな割合を占めています。金属材料の一つである銅は、コストパフォーマンスが良く優れた金属で、古い時代から人々の暮らしに関わり様々な部品や建材として使われていますが、鉄などと比べるとあまり知られていません。銅合金であるベリリウム銅も知らない人が多いですが、電池の接触部のバネ等私達が日常的に良く使用する物の多くにも使われる金属材料です。
銅は、軟らかく加工しやすく熱の伝導率が良く電気を通しやすく、その一方で腐食しづらい金属材料で、電線や建築材料等長く使われてきました。そんな銅にベリリウムを添加して作ったのがベリリウム銅でさらに別の金属が加えられる事もあります。ベリリウムを合わせる事によりしなやかさが加わり耐摩耗性や耐食性もアップして幅広く使用出来ます。
この様にベリリウム銅は、銅の良さを生かし強度とバネ性を兼ね備えた優れた銅合金です。バネ材料や金属加工、機械加工に向いています。さらに非磁性を持っていて火花が出にくい特性を持っているため、石油等爆発の危険のある環境下で使用できる工具等にも使用されています。身近な物では自動車、パソコン、携帯電話等に使われ小型化に貢献しています。
ベリリウム銅は、これからも世界の産業や暮らしに欠かすことの出来ない金属材料です。

ベリリウム銅ってどんな金属?どのようなものに使用されている?

私たちの身近にある製品に、どんな金属材料が使用されているのか考えたことはないでしょうか。今回は、そのうちの一つ、「ベリリウム銅」について紹介します。
ベリリウム銅というと、聞き慣れない名称ですが、実は、私たちの身近にある様々なものに使用されているのです。
ベリリウム銅は、銅に0.5パーセントから3パーセントのベリリウムを掛け合わせた合金です。銅合金の中でも非常に強い耐久性とバネを持っています。摩擦にも強く、火花を出さない特色もあります。また、銅の特色である、電気や熱の通しやすさも兼ね備えています。そのような特性を活かし、自動車、パソコン、携帯電話など様々な製品の導電バネに使用されています。また、コンセントなど電気の接続部に採用されることもあります。
このように、多くの製品にベリリウム銅が使用されているのです。その背景には、製品の安全性を高めるといった効果もあります。例えば、コンセントの接続部が変形してしまうと、接触不良や、最悪の場合火災の原因になったりします。それを防ぐために、耐久性が高く、その上、電気を通しやすいベリリウム銅が使われるのです。
皆さんの家にある製品にもベリリウム銅が使用されているかもしれません。一度、確認してみてはいかがでしょうか。

火花の出ないベリリウム銅製の工具なら火気厳禁の場所でも安全

やわらかくて加工しやすく、熱や電気もよく通し、耐食性にもすぐれている銅は、昔から貨幣や屋根、電線など幅広く使われてきました。そんな銅の良さを残しつつ、特殊鋼にも負けない強度と、優れたばね性をそなえた金属材料がベリリウム銅です。銅に0.5~3パーセントのベリリウムが加わっています。ベリリウム青銅ともいいます。

強い力が繰り返しかかってもゆがんだり摩耗したりしないため、各種電気機器のばね、時計用歯車などに使用されてきました。また強い共鳴性があり、きれいな音が出るので、タンバリンやトライアングルなどに利用されることもあります。

そんなベリリウム銅の大きな特長のひとつとして、非着火性、非磁性があります。そのため「防爆工具」として、よく利用されています。

非着火性とは、火花が出ない、ということです。通常の工具は、ぶつかったり摩擦が起きたりすることで、火花が散ってしまうことがよくあります。そうすると発火性の物質がそばにあった場合、火災や爆発を引き起こしかねません。

火花が出ないベリリウム銅性の安全工具ならば、危険な場所でも使うことができるのです。火気厳禁の場所、例えば、溶接現場や油田でも問題ありません。鋼製の工具より、値段や高く、耐久性もやや落ちますが、それを上回るメリットがあります。

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